屋根の上で
子供の頃の想い出は、誰でも人生の宝物です。
ふっと思い出す私の宝物の一つは、屋根で寝そべって広い青空をじっと見上げていたことです。
その頃は北九州市に住み、皿倉山の麓、八幡製鉄所や洞海湾が見下ろせる高台に家があったので、眺めだけは最高でした。
けれども、そこからさらに一人こっそり屋根に上り、大の字になって寝転ぶと、孤独で悠然とした気持ちになり、深い高い青空に抱かれるような気分でした。
あの頃、何を考えていたのでしょうか?
いつまでも、寝そべって
ただ、空の青さを楽しんでいたように思います。
「また、屋根に上ったのか?瓦が割れて雨漏りがするから上るな!!」
父が私に、そうやんわり注意していましたが、またすぐ上ってしまうのでした。
鳩が飛び、カラスも飛び交い、
そして、眼下には無数にある工場の煙突からたなびく煙・・・。
そして、一度、弟を引き連れて上がった想い出。
自分では忘れていても、もし今の自分にまだ少し困難に立ち向かう、頑張る力が残っているとしたら、
それはそんな想い出の切れ端がいくつもあって、支えになってくれているのかも知れません。
ふっと思い出す私の宝物の一つは、屋根で寝そべって広い青空をじっと見上げていたことです。
その頃は北九州市に住み、皿倉山の麓、八幡製鉄所や洞海湾が見下ろせる高台に家があったので、眺めだけは最高でした。
けれども、そこからさらに一人こっそり屋根に上り、大の字になって寝転ぶと、孤独で悠然とした気持ちになり、深い高い青空に抱かれるような気分でした。
あの頃、何を考えていたのでしょうか?
いつまでも、寝そべって
ただ、空の青さを楽しんでいたように思います。
「また、屋根に上ったのか?瓦が割れて雨漏りがするから上るな!!」
父が私に、そうやんわり注意していましたが、またすぐ上ってしまうのでした。
鳩が飛び、カラスも飛び交い、
そして、眼下には無数にある工場の煙突からたなびく煙・・・。
そして、一度、弟を引き連れて上がった想い出。
自分では忘れていても、もし今の自分にまだ少し困難に立ち向かう、頑張る力が残っているとしたら、
それはそんな想い出の切れ端がいくつもあって、支えになってくれているのかも知れません。
2009-07-21 15:00
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