ツチノコ発見!
先日知人から、驚くべき話を聞きました。
その知人が、福岡と佐賀の県境近くの林道を、四駆で走っていた時の事です。
一台の車とてすれ違う事のない、標高、四、五百メートルほどの奥深い木立の中や細い崖道を、彼はくねくねと走り続けていたそうです。
そして、いよいよ深山へと入り込みます。
その付近には、先祖が平家の落ち武者だったらしいという噂のある集落が暫らく前まで残っていて、百八十年ぐらい経っているという茅葺屋根の大きな農家跡も、数軒ひっそりと残っていました。
道が狭くカーブも多いので、ゆっくりと走らせていた時の事、ふと見ると、道の端に異様な動物が構えて立っているのです。
「あっ、あれは、あれはもしかしたら・・・ツチノコだ!!」
彼は、そうつぶやきました。
その動物の頭には、角が二本生え、顔は大きく膨らみ、胴体から下は蛇のように細くなっていました。
「うわあっ! ついにツチノコを発見した!」
彼は目を丸くして見つめますが、ツチノコには猛毒があると聞いていたので車から降りず、ハンドルに手を掛けたままソロソロと近づきました。
車がだんだんツチノコに接近しますが、それは一向に逃げる気配もありません。
ドキドキしながら傍まで行って、車の窓から覗いてみた時です。
しかし彼が見たのは、
大きなカエルを頭から呑み込もうとしている蛇でした。
まだカエルの両方の後ろ足が蛇の口から角のように二本ピョンピョンと飛び出しています。
蛇は大きな口を開けてゆっくり呑み下している最中でしたが、大き過ぎて苦しかったのでしょうか、
ゆっくりと呑みこんでいる時に、車が来る気配に気がついて蛇が鎌首を持ち上げたので、ツチノコに見えたようです。
「ハハハ・・・、そういうことなんだよ。」
「なあんだ、そんなことか。ハハハ・・・」
残念ながら、幻のツチノコ発見は潰え去ってしまいました。
しかしそんなことぐらいなら、我が家でもいつも見かけているのです。
夜、私が仕事が終わって家に帰ると、テレビの前で頭にカーラーを二本巻いてソファーにひっくり返って寝ている家内も、ツチノコのようなものです。
いや、うわばみ!かな???
その知人が、福岡と佐賀の県境近くの林道を、四駆で走っていた時の事です。
一台の車とてすれ違う事のない、標高、四、五百メートルほどの奥深い木立の中や細い崖道を、彼はくねくねと走り続けていたそうです。
そして、いよいよ深山へと入り込みます。
その付近には、先祖が平家の落ち武者だったらしいという噂のある集落が暫らく前まで残っていて、百八十年ぐらい経っているという茅葺屋根の大きな農家跡も、数軒ひっそりと残っていました。
道が狭くカーブも多いので、ゆっくりと走らせていた時の事、ふと見ると、道の端に異様な動物が構えて立っているのです。
「あっ、あれは、あれはもしかしたら・・・ツチノコだ!!」
彼は、そうつぶやきました。
その動物の頭には、角が二本生え、顔は大きく膨らみ、胴体から下は蛇のように細くなっていました。
「うわあっ! ついにツチノコを発見した!」
彼は目を丸くして見つめますが、ツチノコには猛毒があると聞いていたので車から降りず、ハンドルに手を掛けたままソロソロと近づきました。
車がだんだんツチノコに接近しますが、それは一向に逃げる気配もありません。
ドキドキしながら傍まで行って、車の窓から覗いてみた時です。
しかし彼が見たのは、
大きなカエルを頭から呑み込もうとしている蛇でした。
まだカエルの両方の後ろ足が蛇の口から角のように二本ピョンピョンと飛び出しています。
蛇は大きな口を開けてゆっくり呑み下している最中でしたが、大き過ぎて苦しかったのでしょうか、
ゆっくりと呑みこんでいる時に、車が来る気配に気がついて蛇が鎌首を持ち上げたので、ツチノコに見えたようです。
「ハハハ・・・、そういうことなんだよ。」
「なあんだ、そんなことか。ハハハ・・・」
残念ながら、幻のツチノコ発見は潰え去ってしまいました。
しかしそんなことぐらいなら、我が家でもいつも見かけているのです。
夜、私が仕事が終わって家に帰ると、テレビの前で頭にカーラーを二本巻いてソファーにひっくり返って寝ている家内も、ツチノコのようなものです。
いや、うわばみ!かな???
2009-08-24 15:00
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