猫のヒゲ
「えーと、御会計○○円になります。」
診察が終わり、待合室で待たれていたムッシュKに、カメ子がお伝えした。
ムッシュはポケットから取り出した財布を開きながらニッコリ笑い
「金がないっちゃね、・・・ほら、マンデルのヒゲ!」
と、一本の猫のヒゲをカメ子に差し出した。ちなみにマンデル(仮名)とはムッシュが可愛がっている猫の名前です。
「え!?・・・マンデルちゃんのヒゲ?ですか・・・ハァ・・・」
突然のことでどう対応していいかわからないカメ子は、一本のヒゲを受け取ると、指でつまんだまま微笑んでいたが、
(たまたま入っていたヒゲを見せてくれたのかしら?・・・)
と思い、それをゴミ箱にポイとしようとした。
「あああ! だめ、それは捨てちゃ駄目!」
あわててムッシュが声をかけ、カメ子からそのヒゲを返してもらう。
「これはね、猫のヒゲはお金を呼ぶというから、財布に入れてるんですよ、捨てちゃ駄目なのです。」
「へえ、猫のヒゲにそんな言い伝えがあるんですか?知りませんでした。失礼しました。」
カメ子が笑いながら頭をぺこりと下げる。
・・・・・・と、いうことがさっきありました。
カメ子が笑顔で話してくれる。
「ふーん、そんな言い伝えあったの・・・」
招き猫ぐらいなら誰でも知っているが、私も猫のヒゲの効用は初耳だった。
あとでさっそく畏咲(イサク・病院猫)のヒゲを全部抜いて、私の財布に入れとこうかしら・・・。
あいつ、協力してくれるかな?
診察が終わり、待合室で待たれていたムッシュKに、カメ子がお伝えした。
ムッシュはポケットから取り出した財布を開きながらニッコリ笑い
「金がないっちゃね、・・・ほら、マンデルのヒゲ!」
と、一本の猫のヒゲをカメ子に差し出した。ちなみにマンデル(仮名)とはムッシュが可愛がっている猫の名前です。
「え!?・・・マンデルちゃんのヒゲ?ですか・・・ハァ・・・」
突然のことでどう対応していいかわからないカメ子は、一本のヒゲを受け取ると、指でつまんだまま微笑んでいたが、
(たまたま入っていたヒゲを見せてくれたのかしら?・・・)
と思い、それをゴミ箱にポイとしようとした。
「あああ! だめ、それは捨てちゃ駄目!」
あわててムッシュが声をかけ、カメ子からそのヒゲを返してもらう。
「これはね、猫のヒゲはお金を呼ぶというから、財布に入れてるんですよ、捨てちゃ駄目なのです。」
「へえ、猫のヒゲにそんな言い伝えがあるんですか?知りませんでした。失礼しました。」
カメ子が笑いながら頭をぺこりと下げる。
・・・・・・と、いうことがさっきありました。
カメ子が笑顔で話してくれる。
「ふーん、そんな言い伝えあったの・・・」
招き猫ぐらいなら誰でも知っているが、私も猫のヒゲの効用は初耳だった。
あとでさっそく畏咲(イサク・病院猫)のヒゲを全部抜いて、私の財布に入れとこうかしら・・・。
あいつ、協力してくれるかな?
2011-04-19 15:00
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