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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

盲導犬クイールを育てた訓練士

病院猫の畏咲(いさく)です。今日もちょっと暑くて、もうしばらく残暑が続きそうですね。
おいらもケージの中で、毎日だらだらしています。

ところで最近、院長が忙しそうです。
何が忙しいかって、実は来月の9月25日(日)に「盲導犬クイール」を育てた訓練士さんをお招きして、講演会があるので、その準備をしてるみたい。

「クイール」って、聞いた事ありますか?何年か前に、映画化もされたそうですけど。

多和田さんって名前の訓練士さんで、今は日本盲導犬協会のほかに国際盲導犬協会の重責も担っておられるそうですが、詳しい事はおいらにはわかりません。

ただ、院長の昔からの知り合いだそうです。忙しい中、今回横浜から来てくれることになったみたい。

院長の話しによれば、その多和田さんは昔、まだ盲導犬が珍しかった時代に、つまり40年近く前ですが、6畳と3畳の二部屋のアパートに犬と暮らしながら試行錯誤をしたそうです。

先輩のやり方を見て覚える時代でした。「盲導犬は訓練するんだ、しこむんだ、教え込むんだ」という概念が強かったそうです。

(なんだか、これは違う。もっと犬が喜んで生き生き動く何かがあるはずだ。・・・使用者は、最初の盲導犬がリタイヤしたら、どうして二匹目を申し込まないんだろう。もう、二匹目はいらないと思う何か理由があるからじゃないだろうか。使用者の立場に立って、盲導犬を考え直さなければいけないはずだ・・・)

答えの分からない何かを求めて大変な苦労を重ねながら、しかし転機はイギリスの盲導犬協会で、重鎮デリク・フリーマン氏に出合った時に訪れたそうです。

え? 何があったかってですか?
それは何百頭もいる犬舎から、デリク氏秘蔵の犬を知らないですっと選び出したことから始まるんですって。

人生で出会いは大切ですね。人間の生き方は、結局、何か衝撃的な感銘を受けたり、グサリと深く教えられたり、あるいは強い憧れを抱く人に出会ったりして、しっかり方向づけられていきますからね。

そうです。出会いは大切ですよ!!

さて院長は、そんな出会いを願って、今回の講演会の手伝いをしているそうです。

講演題は「視覚障害者と教会」

ただし会場は、院長が普段迷惑かけている西区橋本にある「野方キリスト教会」というところになるそうです。
当動物病院ではありませんので、お間違えなく。


興味のある方は、092−811−7944のそちらへ電話してください。

あの、当院の猫看護主任、畏咲もお忘れなく!!
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