SSブログ

聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

インフルエンザの検査

病院猫の畏咲です。

福岡では随分明るい陽射しになってきました。おいらの目も細くなりがちです。

それでも冬が最後の抵抗をしているようで、外では冷たい風が吹いてます。まだまだ油断しちゃ、いけませんよ。

「猫の食欲が最近落ちてるんですけど・・・」
とか、
「おしっこが出てないみたい・・・」

とか、そんな電話もちらほらかかっていますからね。

そう言えば院長も先週熱が39.6度も出たみたいで、「もうだめだ、バタン・・・」とか言いながら、近くの病院で点滴を受けたり、して仕事をしてました。

「先生、インフルエンザの検査は、受けたんですか?」

カメ子が聞くと、

「ああ、調べてもらったけど、陰性だった。それに年末にワクチンを打ってるし・・・」

しかし院長の返事はろくに聞かず、カメ子が楽しそうに言葉を続ける。

「ねえ、インフルエンザの検査って、綿棒を鼻の穴の中、深くに突っ込むでしょ、あれ、すごいですね。長い棒を持ち出して、おお、そこまで突っ込むか!と、いうくらいズーンと入れるでしょ。

私もされたけど、自分では鼻の中、2,3cm程度の感覚なんですけどね。あんなに中に入ってる気はしないんですか・・・。」

そばにいたマル子が

「フフフ、鼻の穴の長さが人によって違うから、そう感じるのかしら・・・」

「え、鼻の長さが違う!? マル子、それって、わたしの鼻が短頭種のように短いってこと? パグみたいな鼻をしてるって言いたいの?」

「いえいえ、そんなつもりじゃないんだけど、(モグモグ)・・・」

「でも、あの綿棒で、鼻血が出ることもありませんかね?」

タマエが助け舟を出して、話題を変える。

ニャー!(そりゃあ、タマエの鼻が小さいから血が出るんだよ、人並みのの鼻なら大丈夫さ・・・)

と、おいらが言ったら、タマエはおいらの顔をしばらくじっと見ていたけど、

もしかしたら、なんて言われたか、感ずいたのかしら・・・
トップへ戻る
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。