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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

試験

ドキドキドキ・・・・

今日はいよいよ動物看護士認定試験の日です。国家資格のない動物看護士ですが、業界団体の合意の下、少しづつ整備が進んでいます。

今年もその試験が始まったのです。

カメ子も、今日に備えて一応勉強をしてきました。

「そんなに難しい出題はないと思うんだけど、やっぱり準備はね・・・。」

強気のカメ子でしたが、内心は緊張していました。

一月にあった模擬テスト、パソコンを使って日曜日に病院で受験していました。気にしている証拠です。

「メチャ、寒かった。でも、受けといて良かった」

明るい顔で言っていましたが、いよいよ本番当日。
グルグルと鳴り、緊張でお腹が痛くなるほどです。

さて、試験の始まり。会場にはざわめきと静寂が訪れます。

各自パソコンの前に座り、開始時間と共に、一斉に画面に問題が表れます。

カタカタ、カタカタ、
マウスを操作しながら、回答していきます。百問答えるのは大変です。

(うっ、これは、何だろう? えー、聞いたことないや!)

おおかた順調に進みましたが、一部難問も配置されていました。

(うん、これで良しと。少し見直そうかな・・・
 あっ、これ、間違えてクリックしている。こんなの、押した はずが無いのに、危ない、危ない。

 見直して良かったな、・・・えーと、うーっと・・・)

こうして試験時間は過ぎました。

パッと画面から試験問題が消え、「終了」の知らせが出ます。

フーッとため息をつきながら、最後のクリックを押すと次の瞬間でした。

「○○点」

何と一瞬にして、自分の試験の点数が現われたのです。

(えーっ、うそ! 試験が終わって一秒で、採点されてしまうの!)

カメ子は仰天しました。

便利になったと言うか、恐ろしいと言うか、

(ほかのみんな、何点かしら?)

辺りをキョロキョロ見回しましたが、誰も引きつった顔、苦笑いの顔で、沈黙しています。

良いにしろ、今一歩であったにしろ、おおかた黙ったまま教室から出て行っているのは、直ちに採点されたショックからでしょうか?

こうして、カメ子の試験は終わりました。

え? 何点だったかって?

それはもちろん、優秀なカメ子のことですから、ご心配なく!
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