夢は動物園
先日、またカメ子が某動物園に出かけてきた。目的は一日ボランティアとして参加し、園の裏側まで見せてもらうことにあった。
「ルンルンルン・・・」
心ウキウキ出発するカメ子。あいにくの雨空でしたがそれくらいなんのその、カッパを着て長靴姿で足取りも軽く坂道を登ります・・・。
ワイワイガヤガヤ・・・・・
その日、集まった参加者たちは班分けされ、カメ子は象とカワウソの世話になった。
「わーい、ラッキー! 大好きな象と、可愛いカワウソだわー!」
「あまり象に近づかないように。離れていても、鼻で巻きつかれると危険だから、油断しないように。」
いろいろ注意を聞きながら、ドキドキして作業です。
「あれ?これ、何かしら?」
カメ子は、掃除中に白い固い物を発見しました。指導員に聞くと、ゾウの虫歯ですと、教えてくれたとか・・・
今回、一番カメ子の印象に残った話は、ある女性飼育係の経験談でした。
その方は、小さな頃から動物園の飼育係に憧れていました。その夢は、学校を卒業しても変わりませんでした。
「どうしても、動物園で働きたい!」
彼女はあちこち北から南まで、いろんな動物園に電話し、採用を探し続けました。そしてとうとう一か所募集を見つけたのです。
横浜から出て、受験に行きます。
「神様、どうぞ、受かりますように!」
と、祈ったかどうかは知りませんが、幸運にも彼女は採用されました。
それから15年がたったそうです。
彼女は、今でも仕事が楽しくて楽しくて、たまらないそうです。
動物園で、飼育係になり、ついでにそこで旦那さんも見つけて旦那の飼育係も兼任するようになったそうですが・・・。
自分の夢を描いて、力いっぱい進む人は、幸せですね!!