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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

まだ、眩しい

たくさんの方が、22日の日食を見られたと思います。皆さんはどうだったでしょうか?

福岡市ではあいにくの曇り空でしたが、幸いにもちょうどその時間帯に雲の切れ間ができました。

「おっ、日が出てきた、出てきたよ!」

11時少し前だったでしょうか、仕事中のスタッフに声をかけて誘い、玄関に出ます。

「どんな風だろう?」

チラッと上を見上げて太陽を覗きますが、当然ながら眩しくてとても観察はできません。

「何か、使える物がないかなあ・・・?」

陽が出てきたので、泥縄式にあわてて辺りを見回し、
目に安全かどうかはわかりませんでしたが、私はレントゲンフィルムを持ち出すと三枚重ねて空を見上げました。

と、どうでしょう!
三日月状に輝く神秘的な太陽が、見事にくっきりと映し出されたのです。

「あー、すごい! 重なってる。太陽が隠れてる。」

蝉がぱたっと鳴き止んだのは偶然でしょうか?周りが静かになりました。
新聞によれば、動物たちに特別な異常行動は目立たなかったようですが、フクロウが鳴いたとか、スズムシが鳴いたとか、報道されていました。

しかし、今回私が一番驚いたのは、太陽が90%隠れても、思ったほど周囲は暗くならないということでした。

光線が9割も遮られたら、夕暮れ時のように闇が忍び寄るかと想像し、神秘的な光景に胸をワクワクさせて期待したのです。ところが少しも気がつかないくらい、肉眼では街の明るさに大差は無いのでした。

多分、瞳孔の調節機能が働いたからだとも思いますが・・・。

太陽の光量というのは、すごいですね。
三日月形になるまで、ほとんど月に覆い隠されても、福岡市民には一向にわからないくらいに十分な光線を届けてくれるとは。

ところで、この太陽のけた外れの日射光線を知ったとき、私は類推したのです。
このすごい太陽を創造した神にも、栄光が輝いているとしたら、どんなにその眩しさも、人の想像の範囲外であろうかと。

その輝きの万分の一も、きっとレントゲンフィルムを使っても見えないのでしょうね。
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