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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

お寺と神社と

「えっ! お寺と神社は違うんですか?」

ネコ娘が突然大きな声をあげて聞いた。

お茶の時間に、どこから脱線したのか寺社の話しになっていた。その時、急にネコ娘が驚いた声を上げたので、こっちも驚いた。

「あたりまえじゃないか。お寺と神社は全然別だよ。」

「えーっ、そうなんですか! どう違うんですか?」

「君は、本当に知らないのか?」

「あ、いえ、わかります。えーとですね、えーと、神社はお参りに行くと言いますよね。でも、お寺はお参りに行くとは言いませんよね。」

「・・・どっちも、『お参りに行く』と、言うと思うけど。」

「いー、そうですか・・・えーと、あ、そうだ!一休さんが居る所がお寺ですよね。
 そうそう、お寺では鐘が鳴るけど、神社では鐘はなりませんよね。」

(うーん、かなり枝葉的なところから、攻めてきたな。おおよそ間違ってはいないが、本質ではないんだが・・・)

「おい、マル子、君ならわかるだろう!?」

「えー、私ですか? それはですね、たしか神社は宮崎かどこかが起源のやつでしょ。」

「ん? 宮崎?何のことだ?・・・あー、そうか、マル子、君は天照大神が天の岩戸に隠れた、高千穂伝説のことを言っているのか・・・。」

「ヘッヘッヘ・・・」

マル子もこれが精一杯の、説明らしい。

驚いたなあ、最近の若い人は、神社とお寺がどう違うか知らないのか。きっとどうでもよくて興味がないからだろうか。

「じゃあ、どう違うんですか?」

「あのねえ、お寺は仏教信仰の施設でしょ。神社は人や何かの祭神を祭る施設でしょ。
だから、宗教の種類が全然別なんだよ。」

「・・・・・うーん、なるほど。」

(この返事の仕方は、ネコ娘がよく理解できなかった時に使う返答である。)

「たとえば、天満宮は菅原道真が祭神で、神宮は皇室関係者が祭神で、伏見稲荷は狐が祭神で、仏教とは関係ないんだよ。」

「・・・・・・うーん、なるほど。」

(まあ、いいか。秋の遠足に行ったとき、また、勉強しよう。
ところで、寺社と教会とはどう違うかは、わかるかしら。まさか、サンタクロースがいるところが教会だなんて言わないだろうな。)

ところで細菌とウイルスの違いは、わかるかい?

生きた細胞に寄生しないと生存、増殖できないのがウイルスで、
栄養さえあれば生きた細胞は必要ないのが細菌だそうですよ。
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