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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

ネコ嶽の言い伝え

これはシロちゃんのお母さんが、昔々、近所のばあ様に聞いた話じゃと。

・・・・・・・

お前たち、知っておるか?
雄猫はのう、家で飼っているある日、ふいに居なくなるじゃろう、ぱったり帰らなくなる事があるじゃろうが。
そうして一年か二年位して忘れかけた頃、ふらりと帰ってくる事があろうが。

それはのう、雄猫たちは時期が来るとネコ嶽をめざして旅に出るからじゃ。そう、九州の阿蘇にあるネコ嶽じゃ。

故郷に別れを告げ、長い日にちをかけて、ネコ嶽まで遠い旅をするんじゃ。それは一人前の雄猫になるための、避けられない道なのじゃ。

山を越え川を越え、日照りの中も雨のぬかるみも、阿蘇を目指すんじゃ。
途中で出会うものが狼であれ、熊であれ、あるいは大蛇であれ、どんな相手にもうまく立ち回り、苦難を乗り越えてネコ嶽目指して進み続けるのじゃて。

そしてのう、ネコ嶽の岩山奥深く登ると、トラのように大きなネコが一匹待っているんじゃそうだ。

雄猫達はみんな大ネコ様に挨拶に出向くんじゃな。
そして大ネコ様から、地方の町々でのし歩く為のお墨付きをもらうそうな。
その後は山の広場に雄猫達が集まり、ドンちゃん騒ぎをしてのう、大いに楽しむんじゃ。

それから暫らくたったら、名残惜しいが仲間に別れを告げ、再び故郷目指して帰るんじゃ。
帰るときには、みんな耳が少しづつ切られていて、ネコ嶽に行ってきた証しが残るそうな。

じゃからみんなの家に、ふらりと帰ってきた雄ネコがおったら、きっとネコ嶽まで行ってきたんじゃ。
耳を見てみい。きっと切られておるから。

うそじゃないぞ。ばあ様はそのネコ嶽のふもとの村の出身じゃ。ばあ様の村には、そのトラのように大きなネコを見た事があると言う者も何人もおるんじゃ。

おー、おー、村が懐かしいのう・・・、

村の水車小屋から見えた、雲に霞んで聳えるネコ嶽が懐かしいのう・・・・


  ばあ様の話は、これで終わりじゃ。
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バンクーバー

「そう言えば、マダム、カナダに行かれてたんですよね。」

「はい、土曜日にバンクーバーから帰ってきたんですよ。」

マダムNが、ポメラニアンのミミちゃん(仮名)を連れて来られた時、そう言われました。
ミミちゃんは、乳腺疾患で、治療中です。

「お疲れ様でした。どうでしたか、あちらは?」

「ええ、やっぱりいいですね。山歩きもできましたし。景色がすごく奇麗で・・・」

最近、カナダに行かれる方が増えていますが、私もお話しを伺いながら想像を膨らませ、北アメリカのイメージを脳裏に描きます。

「きっと、湖が奇麗なのでしょうね。」

「ええ、やっぱり、ローッキーのほうに、はい、カナディアンロッキーのほうなんですが、素晴らしい自然が一杯ですよ。西側ですよね、国土の真ん中辺りは、山が少ないみたいですし。」

「あの、オリンピックは見ましたか?」

「それがチケットがほとんどとれなくて、見てないんです。でも、アイスホッケーだけ見ました。たまたまカナダの試合で、向こうの人でもチケットが取れないのに、あなた羨ましいって言われましたけど。

でもホッケー、初めてですけど、おもしろかったですよ。」

そんな話を聞きながらもミミちゃんの治療について相談を進め、近いうちに手術をすることに決めました。

さて、オリンピックは私もテレビで見ていますが、フィギアスケートの四回転ジャンプ、あれなんか私にどこまでできるか試そうと思い、
先日職場の隅で思い切って飛び上がってみたところ、なんとか一回転したところで着地に失敗し、よろめいてハタとテーブルに摑まりました。イテテ・・・

なんとか転倒は免れましたが、
ご年配の皆さん、
どうか皆様は、四回転ジャンプの真似をしないように、

足を挫きますから・・・。
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ポリシーに反したけど

「どうも色々お世話になりました。ようやく気持ちが少し落ち着きましたので・・・」

ムッシュN御夫妻とお嬢様が、おいでになりました。
もうすぐ桜が咲きそうな、三月のある暖かい日のことです。

「リリーが、まだ部屋のどこかにいるような気がしてね・・」

ムッシュがにっこりして、そう言われます。
自宅でもそうでしょうし、こうして待合室に来られても、きっと毎日点滴を受けた時の光景が目に浮かばれるのでしょう。

リリーちゃん(仮名)はくりくりした瞳を持つ、可愛いキャバリアでした。12歳を過ぎた昨年秋から弱り始め、長い間維持治療を続けていました。

とても優しい性格で、まだ元気な頃はシャンプーに来るたびに、みんなの人気者でした。

「そうですよね、いつもワンちゃんが寝ていた所に、つい視線が行っちゃうんですよね。」

「本当にこんなに賢い子は初めてでしたよ。」と、マダム。

亡くなる数日前からぱたりと食べなくなり、流動食を与えても吐きませんでしたが、まもなくそのまま逝ってしまいました。

御夫妻としばらく立ち話をした後です。

お帰りの時、私はお嬢さんに、半分冗談、半分本当に心配でご夫妻にも聞こえるようにですが、こうお願いしました。

「ご両親様が急にがっくりこないように、気をつけてあげてくださいね。」

するとお嬢さんが、何か思い切ったような表情をして、こう教えてくださいました。

「先生、実は私が、リリーに支えられたんです。というのは、この子がまだ来て間もない頃ですが、私が癌になっていることが分かったんです。

医者から、『あなたは手術しないといけないけど、手術をしても生存率は30%です』と言われました。

でも、私はポリシーとして手術を受けたくなかったんです。

だけど、もし私が手術を受けなければ、リリーを残して私が居なくなってしまうかもしれない。いや、そういうわけにはいかないと、考え直しました。

それで私は手術を受ける決心をしたんです。
それから10年と8ヶ月、私はこの子に支えられてきた様なものなのです。・・・」

初めてお聞きする話しでした。人はみな、それぞれの戦いを戦いながら、自分の人生を生きているのですね。

そしてまた私は、真剣なお顔でお嬢さんがそのように話してくださることを聞きながら、

「世話をしている者のほうが、実は支えられていることがある。人とは、そんな不思議な存在なんだなあ。」

と、改めて思わされたのです。
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当たったでしょうか?

それは年の瀬の待合室でのことです。
大切なペットを膝に乗せて、点滴を受けておられる飼主さんが何組か居られました。

大きなガラス窓からは、冬の陽が優しく射し込んでいます。

「さあ、宝くじを買おうかな!」

ビーグルのノノコちゃん(仮名)の治療を終えたマダムSが、カウンターの前で笑いながらそう言われました。

夢を抱かせてくれる宝くじは、年末の話題の一つです。

「そうそう私も買おう、今年は当たるかもしれないの!?」

その声は、ソファーの方から、ニコニコしながら言われるマダムNでした。

「私は今年は運が良かったのよ。岩田屋でも三等、ダイエーでも三等が当たったの、フフフ・・・。

それでね、知り合いの美容院では、弟さんが一千万円当たったらしいの。高級時計を買おうかなって、言ってるんだって。

でも私はたくさんはいらないの。三億円も貰ったって、使い道がねえ・・・、私は一千万円くらいでいいわ。」

マダムはそう言われました。隣でご主人が笑っておられます。

そうですね、
私も、
三億円の夢だけ見るより、

一千万円のほうがいいですけど・・・。
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テンシン

「君は、どこの出身ですか?」

「はい、長崎です。」

「はい、鹿児島です。」

当院に病院実習として来てくれるトリマーや動物看護士の卵達にお里を聞くと、意外と県外出身の人が多い。

高校を卒業して専門学校に、あるいは高校入学時から福岡に出て来たという子も少なくない。
若い人の中には、郷里でなく、福岡に出たいという人は予想以上に多いようです。

(福岡は九州の中心都市だからなあ・・・)

私も宮崎には長くいましたので各県の良さはわかっているつもりですが、福岡に住んでいるといつのまにかそういう中華思想のかけらのような自負心が、福岡人には育っているかもしれません。

しかし、先日甥の結婚式の為上京したときのことです。

渋谷の駅付近をキョロキョロしながら歩いていました。人人人の洪水です。お祭りのように、ごった返しています。

人波に押されるようにして進んでいると、ふと目に付いたのが若者向けの洋服をぶら下げている一軒のお店、そこに入りました。

そこで何がしかのものを買った時です。二十歳にならないくらいの可愛い店員さんが、笑顔で話しかけてくれました。

「今日は寒いですね。私のとこは田舎ですから、朝出てくる時すごく寒かったんですよ。」

「へえ、どちらですか?」

「フフ・・・、八王子なんです。一時間半かかるんです。」

「なんだ、八王子なら東京みたいなもんじゃないですか、そんなこと言ったら、私は福岡の田舎から出てきましたから。」

「へえ、福岡なんですか、福岡って・・・九州にあるんですかね?」

(うっ、福岡が九州にあるかどうか、この子は確信が持てないのか、そうか、その程度の認識しか福岡はしてもらえてないのか・・・)

私は一瞬失望しましたが、表情は変えませんでした。

「そうですよ、九州です。・・・それで店員さん、こちらのお店はもしかしたら、福岡にもあるんですか?」

「あっ! はい、あると思います、えーっと・・・(なにやらお店のリストを出してきて、それをめくりながら)

はい、ありますよ、テンシンにあります。テンシンコアってところに。」

彼女はさらに笑顔で答えてくれました。

「テンシン?・・・あのー、それは天神(てんじん)って読むんですよ、天神って知りません?聞いた事ないの?」

「あー、へへ・・・、そうなんですか?ごめんなさい。フーン・・・」

あくまでも屈託なく、彼女は笑っています。

私は二つ目のパンチをもらいました。

そうですよね、渋谷のお嬢さんに「福岡だ、天神だ」と言っても、全然関係ないですものね。

改めて全国から見た「福岡人」の立場を認識し、謙虚に苦笑いしつつ帰福したのです。

2月の上京秘話でした。
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ピラミッド来る!

「昨日の休みは、知人と歌舞伎を観に行きました。」

朝の診察の合間、カメ子がそう言った。当院きっての文化人カメ子は、最近はいよいよ歌舞伎まで趣味を深めたらしい。

「へえ、それはいいことだねえ。たまには、歌舞伎なども観ないとねえ。」

「はい、高い席もあるんですよね、でも私たちの席は安いんですが、それでも四千円もしました! 売店のお弁当も高くて、教えられたとおりパンを買って行って正解でした。」

最初に食べ物の報告が告げられる。きっと内心は高いお弁当を食べてみたかったのかもしれない。

「で、ですね、結構、現代の世相なんかも取り入れていて、台詞の中に政治問題まで揶揄して入れたりしていたんで、会場がどっと笑ったりして、意外でした。

最初は聞き取れていたんですけど、終わり頃は良くわからなくて・・・・でも、とても良かったです。博多座は、福岡にとって大事なところですね。」

「そうだね、大事な場所だよね。ところで僕は昨日は、『トリノ・エジプト展』に出かけたよ。」

「どこであってるんですか?」

「福岡市美術館だよ。」

「えっ! 鳥のエジプト展ですか?」

その時、隣にいた猫娘が、不思議そうに口をはさんだ。

「え?いやいや、トリノだよ。」

「ああ、ヘヘヘ・・・トリノオリンピックがあったトリノですね。それで、どんなものがある展覧会ですか?」

「うん、エジプトのピラミッドから発掘されたものや、古代エジプトの品々だった。」

「えっ! ピラミッドを持ってきてるんですか?」

「ハハハ、いやいや、・・・ピラミッドは来てないんだけどね。」

「あ、そうですよね、テヘヘ、ピラミッドが来るはずないですよね。・・・もう少しよく考えて話さないといけないなあって、私、いつも思うんですけどね。ついぺろって・・・」


かくして、当院の貧しい文化談義は、いつもの如く、このあたりでしぼんだのでした。
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メリーポピンズ事件

「ドタン、ガラゴロ、ドロドロドロ」

(!!・・・ ???)

それは私が診察室で犬を診ていた時でした。
建物の外壁に振動が走るような、くぐもった大きめの音がしました。一瞬ドキリとします。

(えっ!?何の音?)

しかし、とっさに判断がつきません。音源の推定ができないのです。振動音の続いたのは、時間にしてわずか5、6秒だったでしょうか。

(一瞬、また地震波が到達する前の異常音かとも思いましたが、ちょっと違います。外壁にバイクでも衝突して、擦るのに近い音でした。でも、上から聞こえたか、南側か北側か、それもよくわからないのです。

犬のように左右の耳をピクピクさせながら、さらに続く音を探知しようと神経をそばだてますが、もうそれっきりでした。後は静寂が訪れます。

「今の音、おかしいよねえ!? 何だろう、ちょっと見てくる。」

私は犬をスタッフに任せて、玄関に出ました。青い空が広がって陽射しが心地よい天気です。
と、駐車場で犬の入院室の前に、予想もしなかった物を見つけました。

傘です。3本あります。どれも開いたままで、風が吹くとコロリコロリ転げています。

「はあ? 何で傘があるの?・・・」

理由がまったくわかりません。とりあえず、それを回収します。

「あのね、傘があったんだ。どうしたんだろう?」

「え? 傘ですか。何ですかそれ。」

スタッフと首をかしげながら、もしかしたら!・・・と次に反対側の水路の窓を覗くと、あった、あった、そっちの側にもやっぱり傘がたくさん落ちていました。数えると5本あります。こちらも全部開いたままの傘です。

ブルーやピンクや藤色や、女性物がたくさん。

「すぐ拾ってきてくれる。きっと近くで傘を干してた所があるんだろう。それが風で飛ばされてきたんだよ。」

マル子が拾いに行きました。

「先生、奥にもあったから、8本ありましたよ。」

「じゃあ全部で11本か、ハハハ、傘がこんなに天から降ってきたのは、生まれて初めてだね。」

軽い傘も、11本もまとめて落ちてくると、大きな音がするものです。スタッフと相談して、近所のビルに、「干してた傘が飛んでいませんか?」と、聞きに行くことにしたのです。

昔、傘に乗って空から美しい魔女が舞い降りてくる「メリーポピンズ」という映画がありましたが、今回は果たして11人の陽気な魔女が大挙してわが動物病院の屋根に降りてくれたのでしょうか?

映画にあったように、家族の絆や人の優しさを大切にしなさいというメッセージが、私たちに届けられたのかもしれません。

それにしても、いつ何が降ってくるかわかりませんね。
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姉の赤ちゃんを育てた日

「この子を世話していると、昔看護士をしていた頃の経験がちょっと役にたつわ、フフフ・・・」

リリーちゃん(仮名)を連れて、点滴治療に通われているマダムNがそう言われました。

「今はあまり動けないでしょ、だからお口に水を入れてやったり、少しづつ食べ物を口に入れてやったり、人と同じですね。」

「あら、マダムは看護士をなさってたんですか?それは存じませんでした。」

マダムが病院で働いていらしゃったとは初耳でした。

「はい、若い頃に、13年間ほど勤めました。あの頃は特に姉の子を世話したのを思い出します。」

「お姉さんの子・・・ですか?」

「フフフ・・・、ええ、そうなの。私の姉がね、出産した後で亡くなったんですよ。」

「え! お姉さんがお産で亡くなった、それで赤ちゃんだけ、無事だったんですか?」

「そうなのよ、それで誰かが赤ん坊の面倒をみなければならないでしょ。だけど、あちらのお姑さんがもう高齢だったのでね。

だから私が加勢に行ってミルクをあげて、ちょうど49日まで育てたんですよ。」

きっとマダムは、お姉さんの思いがけない訃報に驚いて飛んで行っただろう。そして悲しみに浸る暇も無くお腹を空かせて泣いている新生児を夢中で胸に抱いたのではないだろうか。

「泣かないで、ねえ、泣かないで。大丈夫だからね。」

そして何日かたった頃、溶かしたミルクを赤ん坊の口に含ませながら、語りかけただろう。

「どうして、あなたのお母さんはあなたを残してこんなに早く逝っちゃったんだろうねえ、まったく悪いお母さんだわね・・」

そう言いながらマダムの目から涙がこぼれ、しかし赤ん坊は笑っていたのかもしれない。

「ふーん、そんなことが思い出されたんですね。・・・それで、その時の赤ちゃんは今もお元気にされているんですか?」

「ええ、まあ、・・・今はもう四十いくつになったかしら?でも、姉が亡くなったわけだから、もう疎遠になっちゃったけどね。」

「・・・・なるほど。」

「そうねえ、なんだったか、たしか航空自衛隊で整備の仕事をしているとか、なんとか、聞きましたけどね・・・。」

マダムは窓の外を見ながらそう言われた。

さて、そんな話をお伺いしているうちに、リリーちゃんの点滴も終わりました。
さあ、リリーちゃんが、もう一度元気になれるようにみんなが、願っています。
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夢遊病

「おや、また、歩き回りだしたぞ・・・」

我が家のゴールデンレトリバーのハンナは、今月で15歳の誕生日を迎える高齢犬です。

もうすっかり足腰が弱りよろよろしているのですが、それでもしばしば立ち上がっては、うろうろ部屋の中を歩き回っています。

(困ったわ・・・、どこに行けばよかったのかしら?・・・)

時々そんな顔をしてキョロキョロします。眼を見ても焦点がどことなく合わず、彼女の心は遥か遠い世界を見つめているように思われます。


「先生! うちの弟ですね、夢遊病なんですよ!」

さて、話は変わりますが、ある日猫娘がそんなことを話してくれました。

「弟はですね、寝ぼけたまま、夜中にパッと起きて来るんです。この前も急に起きたと思ったら、スタスタ洗濯機の所に行って、汚れた洗濯物が入っている籠から服を取り出してそれを着始めたんです。

そしてそのまま布団に戻ってパタンって寝ちゃったんです。
でもうちのお母さん、おもしろがって、いつも黙ってそれを見てるんです。

翌朝、弟がびっくりして、

『何! これ!』と、言うと、

『あんた、昨日、それ着て寝よったやん。』

母は、すましてるんですよ。」

おかしな家族ですが、そう言う猫娘自身も、もしかしたら夜中に起き上がって寝ぼけまなこで冷蔵庫をあさっているのではないかしら???

雪のちらつく冬の夜のしじまの中で、しかしどこかの屋根の下では、誰かがごそごそ動き回っているのかもしれません。
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