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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

口蹄疫正念場

「お父さん、宮崎の家畜農家は、たいへんだよ。可哀想だよ。もっとなんとかならないかねえ。」

最近、宮崎に住む娘からそんなメールが届きました。

「うん、相当大変だろうね・・・。」

口蹄疫が報道されてもうすぐ一月になるでしょうか。感染性の強い病気ですから、気持ちを引き締めないといけないと思っていましたが、その後の被害拡大は予想を上回っています。

しかも、まだ押さえ込みに入っていないので、今後は県外での発生も視野に置いて三重の防疫体制をとっていないと、さらにまた大変な事になるかもしれません。

「おい、今、たいへんだろう!?」

娘のメールで気になって、様子を窺うため、先週は宮崎の農業高校で指導している学生時代の友人に電話を入れてみました。

「おう、忙しっちゃ、今度の現場は配置人数ももともと少ないし、その上に口蹄疫やから・・・。うん、今、学校からやっと帰った所よ。いや、休み?休みはとれんことはないけど、そうもいかんからねえ。」

「お前のことやから、みんな忙しそうに出払っているのを利用して、教室で昼寝してないか!?」

「そんな、ことできるわけないんやが。本当に今、大変やからね。」

学生時代よくさぼって要領の良かった彼が、真面目に仕事をしているのなら、本当に大変なのだろう。

「おい、体、壊すなよ、だいじにね。」

「うん、あんたもね。」

宮崎のニュースが流れると、被害拡大や家畜農家の心配だけでなく、現場で働く友人達の健康も心配になるのです。
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