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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

急患受付担当

どんな仕事も苦労がありますね。
先日子犬を連れて来られたムッシュが、検査の合間に話してくださいました。

「私はある大きな急患受け入れ病院の受付で働いているんです。電話で問い合わせがよくありますが、変な電話もあるんですよ。

『もしもし、うちの子が具合が悪くて、吐き戻してぐったりしています。心配なんですが・・・』

『それじゃあ、すぐ連れて来られたらどうでしょう。あの、お子さんの名前と年齢を教えてください。』

『はい、年齢は生後半年、名前はポンタです。』

『は?・・・』

『ポンタです。犬も見てもらえますよね、同じ命だから、見捨てないですよね。ねえ、そうですよね。』

『はあ・・・いや、犬はちょっと・・・』

『だって、おかしいじゃないですか、犬なら死んでもいいんですか!?』

『・・・・・・・』

って、電話が月に数件はあるんですよ。いや、困りますね。今までで一番困惑したのは、金魚を診て下さいでした。」

ムッシュは笑いながらそう言われていました。

まあ、人間の病院に、犬や金魚を連れて来るのは、勘弁して欲しいでしょうね。でも、離島などで獣医がいない地域では、ありうる話かもしれませんが・・・。

とにかく正しいかどうかは別にして、世の中にはいろんな考え方をもって暮らしている人が、いると言う事ですね。
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