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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

高齢の病床

病院猫の畏咲です。
世の中には、いろんな病気があるもんですね。

「はっちゃん」は、14歳で高齢の中型犬さ。年末頃より寝たっきりになってから、足先が四本ともレンコンのように腫れあがってね。

最初は循環不全の浮腫かと思ったけど、バットのようにコンコンカチカチで、浮腫じゃないんだよ。レントゲンで撮ると骨全体が炎症を起こしているんだって。

「おい、はっちゃん、痛いかい?」

おいらが聞いても、

「うん、たいしたことねえや、それより自分の体が自分で動かせねえのが、何より難儀だぜ!」

振り返るのがせいぜいの頭を精一杯動かして、返事してくれたよ。

「暴れて、ベッドから落ちるなよ、褥瘡が悪くなるぜ!」

「ああ、傷もちっとずついいから、そう心配するなって。」

「そうかい、大事にな」

おとっつあんに抱いてもらって、帰って行ったけど、車に乗ったら、やっぱり腕をペロペロ舐めてたから、痛いのかもしれないな。

院長が出してた痛み止め、効いてくれるかな?
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