SSブログ

聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

飼主の入院

病院猫の畏咲です。
先日、チンチラの高齢のミーちゃんが、同じく高齢のムッシュに連れられて来たんです。

「お尻周りを刈ってくれ。ウンチがついて、どうもならん。下痢を部屋に落としてまわって・・・。」

すごく重たそうにミーちゃんの入った籠を下げて、転ばないよう足取りゆっくりと・・・。

「どれどれ、あれあれ、本当に汚れているなあ・・・」

お尻周りにバリカンを入れると、たしかにミーちゃんは、毛刈りをしてもらいながらも、ひどい下痢をしました。

「わ、わわ、ムッシュこれは直さないと大変ですね。注射しときます。」

院長があわてて下痢止めを用意していると、

「今度、俺も入院することになったが、だれか引き取ってくれる人はいないかなあ?動物愛護会はないのか?」

「むむむ、それは、なかなか難しいですよ、困りましたね・・・」

ムッシュの家には、まだ見たことないが、あと二匹猫がいるらしい。
高齢で、一人で、猫のトイレの世話をしているのだろうか?

高齢になるほど、ペットの存在は大切になるが、克服しないといけない問題も、あるようだ。

さて、うちの院長は、おいらよりはたして長生きしてくれるかしら・・・?
トップへ戻る
nice!(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。