飲んだことありますか?!
お茶の時間です。
「この前ね、テレビでアザラシの人口哺乳の話しをしてたの。アザラシの赤ちゃんを育てる時のお乳は、乳脂肪が多くて、60%も含まれるんだって。すごいね。」
マル子がテレビで聞いた話をしました。
「へえ、濃厚。それだったら、どろどろのミルクになりそうね。」
と、カメ子が目を丸くします。
「うんうん、きっと、練乳みたいに粘っこいわね。」
そう言いながら、ぺ子が思い出を話し始めます。
「フフフ、私ね、小学校の三年生くらいの頃かな? 家に犬がいたのよ。ペスって言うんだけどね、ある時、おっぱいが出てたことがあったのよ。
それで顔を近づけて、犬のおっぱい飲んだことがあるわ。え? どんな味かって? もう忘れちゃった、ハハハ・・・
その犬とは大の仲良しでね、私かぎっ子の時期があったから、帰っても一人なので、いつもペスと遊んでた。
おんぶ紐を使って、ペスをおんぶして、夕方中あちこち遊びまわったり・・・ね。」
うーむ、犬は人に最も身近な動物と言われていますが、かなり親密な犬との関係を築いた児童期だったみたいですね。
デパ地下で何でもすぐ味見したがる癖は、その頃からあったみたいですね。
うん? そういえば、ちょっとしたことで、ぺ子はよく咬みついてくるけど、やっぱり犬のおっぱいを飲んだせいだろうか?!