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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

いろいろな電話

「私の勤めているのは、主に女性向けの商品を扱っている会社なんですけどね・・・。」

ようやく一日の仕事を終え、くたくたの体を休める間もなく、急いで 猫のプルートちゃんを治療に連れて来られたマドモアゼルが、ポタリ、ポタリと落ちる点滴を見守りながら、にこにことそうおっしゃいました。

「フフフ・・・、それがですね、世の中には変わった人おられるんですよね。会社にかかって来る電話の中には、

『おたくで以前、ドラえもんの入れ物にした商品があったでしょう。私、あれ使ってたんですが、顔の丸みをどう思われますか?』と言われて、丸みがどうと言われても、私なんて答えたらいいのかわからなくて困ったり、それから

 『僕がおたくの会社の歌を作ったんです。今から歌いますから、聞いて下さい。』とか言われたり、

そんなのはまだいいんですけど、

『おたくのテレビCMに(アジア近隣の)外国人を使っているだろ、なぜだ、日本人を使え!』とかのクレームのような電話もあるんです。私は担当が違うので、『お客様相談室の方へお願い出来ますか。』と、お伝えしたんですが・・・。

本当に、いろんな電話がかかってきますよね・・・。」

マドモアゼルの仕事は電話受付が多いのかもしれません。でも、電話一本でも、会社を代表して受話器を取る時には、知恵も忍耐もユーモアもいるのですね。そう、教えられました。

私も以前、夜中の12時にかかって来た電話で、「避妊手術の料金を教えてくれ」と言われた時は、電話の前に立ってちょっと複雑な思いになりましたが、マドモアゼルに比べれば、まだまだ電話応対の知恵が足りないかもしれません。

今日も、まじめに仕事に頑張っている皆さん、どうぞ皆さんの人知れない苦労が報われますように。

そしてまた、楽しく働ける職場でありますように。


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