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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

カナダから帰国

あら、おかえりなさい!」

「どうもお世話になりました。お久し振りです!」

昨年の初春にカナダに行かれたマダムHが、久方ぶりにおいでになりました。出国の時は、連れて行く愛犬の狂犬病の手続きや何やらで、大変でした。

「マダム、予定通りの、帰国ですか?」

「いえ、娘が学校に行くとかで、ちょっと早めになったんです。私は本当はもっとずっと居たかったんですけど・・・。」

「ふーん、暮らし易かったですか?向こうは寒くなかったですか?」

「はい、確かに外は寒いんですが、でも家の中は暖かくて、半袖で過ごせます。日本より暖かい冬が暮らせますよ。

なにしろ、自然が雄大で素晴らしいところで、残りたかったんですが、一人残っても言葉が話せないし・・。」

「英語はどうでしたか?」

「相手が何を言ってるのかは、なんとなくわかるようにはなったんですが、『フフフ・・・』と笑うしかできないものですから。

とにかく三月から私も働かないといけないので、こちらでの生活が始まります。またしがらみに曳かれそうです。」

マダム達はバンクーバー近くに滞在されたようです。
それにしてもすっかりカナダが気に入って、本当にもう少し残って暮らしたいような、お顔でした。

マダムのお話を聞きながら、外国に出て異国で何かを経験するのは、大変幸せな事と思いました。

本当は人はみんな、たまにそういう機会が与えられたら、・・・そしたらすごく幸運ですね。

私もカナダに行ってみたくなりました。
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