病院猫の畏咲です。
先日、チンチラの高齢のミーちゃんが、同じく高齢のムッシュに連れられて来たんです。

「お尻周りを刈ってくれ。ウンチがついて、どうもならん。下痢を部屋に落としてまわって・・・。」

すごく重たそうにミーちゃんの入った籠を下げて、転ばないよう足取りゆっくりと・・・。

「どれどれ、あれあれ、本当に汚れているなあ・・・」

お尻周りにバリカンを入れると、たしかにミーちゃんは、毛刈りをしてもらいながらも、ひどい下痢をしました。

「わ、わわ、ムッシュこれは直さないと大変ですね。注射しときます。」

院長があわてて下痢止めを用意していると、

「今度、俺も入院することになったが、だれか引き取ってくれる人はいないかなあ?動物愛護会はないのか?」

「むむむ、それは、なかなか難しいですよ、困りましたね・・・」

ムッシュの家には、まだ見たことないが、あと二匹猫がいるらしい。
高齢で、一人で、猫のトイレの世話をしているのだろうか?

高齢になるほど、ペットの存在は大切になるが、克服しないといけない問題も、あるようだ。

さて、うちの院長は、おいらよりはたして長生きしてくれるかしら・・・?