花見
病院猫の畏咲(いさく)です。
先週から暖かい風が吹き始めたと思ったら、福岡は急に桜が満開になりましたね。
例年なら二部咲きだ、五部咲きだと、開花の移ろいを楽しむのですが、今年はいきなり満開になっちゃったから、あとはいつまで咲いていてくれるかなと、気がかりでした。
というのも、カメ子が「花見はいつだ! 弁当はどこにする?」と、うるさくて仕方ないからです。
「先生、今年も花見に行きますよね? まさか、中止なんてことはありませんよね?」
と、院長にしつこく聞くので、
「ああ、もちろんだよ。桜が咲いたら、みんなで行こうね。」
と、院長は答えていました。そしたら、いきなり満開になったから大変です。
「早く、早く、仕事を休んで行きましょう!」
「何言ってるんだ、そうは行かないよ。」
そして某日のお昼休みでした。一時間余りの短い時間ですが、みんなでお弁当を持って、近所の湖畔公園に出かけたそうですよ。
花曇りというのでしょうか、少し霞んだ空模様でしたが、芝生広場のあちこちで古木が何本か、淡いピンクの花びらを両腕一杯に広げるようにして咲き誇っています。
カメ子もマル子もさっそく弁当を広げると、パクつきます。
「あー、美味しかった。ちょっと歩きましょうか?」
遊歩道が新設された、広い公園をぐるりと一回りしている時でした。
「何かスイーツも少しくらいもってくれば良かったね。」
「そうね、どこかで美味しいおやつは売ってないかしら?」
スタッフ達がそんな事を話していたときです。
突然カメ子が大きな声を上げて指さします。
「あっ、あそこに『癒しのメロン』と書いている!」
みんなが一斉にその方向を見ると、大きな看板がかかっていました。
「癒しのサロン、・・・マッサージ」
「てへへ・・・、 一瞬、メロンに読めたんだけど・・・。」
またみんな下を向いて、トボトボ歩き出しました。
春、爛漫です。
先週から暖かい風が吹き始めたと思ったら、福岡は急に桜が満開になりましたね。
例年なら二部咲きだ、五部咲きだと、開花の移ろいを楽しむのですが、今年はいきなり満開になっちゃったから、あとはいつまで咲いていてくれるかなと、気がかりでした。
というのも、カメ子が「花見はいつだ! 弁当はどこにする?」と、うるさくて仕方ないからです。
「先生、今年も花見に行きますよね? まさか、中止なんてことはありませんよね?」
と、院長にしつこく聞くので、
「ああ、もちろんだよ。桜が咲いたら、みんなで行こうね。」
と、院長は答えていました。そしたら、いきなり満開になったから大変です。
「早く、早く、仕事を休んで行きましょう!」
「何言ってるんだ、そうは行かないよ。」
そして某日のお昼休みでした。一時間余りの短い時間ですが、みんなでお弁当を持って、近所の湖畔公園に出かけたそうですよ。
花曇りというのでしょうか、少し霞んだ空模様でしたが、芝生広場のあちこちで古木が何本か、淡いピンクの花びらを両腕一杯に広げるようにして咲き誇っています。
カメ子もマル子もさっそく弁当を広げると、パクつきます。
「あー、美味しかった。ちょっと歩きましょうか?」
遊歩道が新設された、広い公園をぐるりと一回りしている時でした。
「何かスイーツも少しくらいもってくれば良かったね。」
「そうね、どこかで美味しいおやつは売ってないかしら?」
スタッフ達がそんな事を話していたときです。
突然カメ子が大きな声を上げて指さします。
「あっ、あそこに『癒しのメロン』と書いている!」
みんなが一斉にその方向を見ると、大きな看板がかかっていました。
「癒しのサロン、・・・マッサージ」
「てへへ・・・、 一瞬、メロンに読めたんだけど・・・。」
またみんな下を向いて、トボトボ歩き出しました。
春、爛漫です。
2012-04-05 15:00
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